ミドル・シニア世代の起業について
ミドル・シニア起業とは、当事務所では主に45歳以上のご年齢で起業されることを想定しています。
高齢化が進むなか、ずっと現役で働くシニア世代も増えており、選択肢の一つとして、ミドル・シニア世代の起業者も近年増えているそうです。
ミドル・シニア起業は、ご自身のこれまでの人生経験や人脈が豊富にあるはずなので、スタート時点でのアドバンテージは高いと個人的に考えていて
実際に当事務所でもサポート経験がございますが、「これまでの勤務経験を活かして定年後に事業をスタート」、「ご自身の人脈やお取引様からの後押しを受け独立開業」、「ずっと好きだった趣味や特技をいかしての起業」など
様々なカタチで、ご自身の夢や目標の実現に向けてチャレンジされるお客様とのお話しは、とてもワクワクしてパワーをいただきます。
※総務省の発表によると
2023年に発表された統計で2022年の65歳以上の就業者数は、21年より3万人増えて912万人となっており、過去最多を更新。生涯現役に向けて働くシニア世代が増加しています。
ミドル・シニア起業のメリット
ミドル・シニア世代の強みを活かした起業のメリットについてまとめてみます。
豊富な経験や人脈を活かせる
これは最大の強みではないかなと個人的には思います。事業をイチからはじめる場合、基本的に誰もその存在を知らない状態からのスタートで、そのなかで営業・集客をしていかなければなりません。訪問できるリストや人脈がある、経験が豊富で、実務に対しての不安がないのはとても強いと思います!
資金的な余裕について
勤務をしていた場合のお話しですが、勤続年数が長ければ給与水準等も高い場合が多いと思いますので、自己資金なども比較的準備しやすく、ゆとりをもってスタートできるケースもあるかと思います。
定年がなく、やりたいことができる
ご自身で起業したら定年はありませんので、年齢に縛られることなく仕事に打ち込むことが可能です。また、これまでずっとやりたかったことがあれば、全力でチャレンジすることができます。
逆にデメリットは?
体力や気力が衰える可能性がある
起業すると想像もしていなかったイレギュラーなことがビックリするくらい日々起こります。トライ&エラーを繰り返しながら事業を進めていくので、体力や気力が鍛えられます。
常に新しいことに挑戦する意欲が低下する可能性がある
時代の移り変わりとともに、営業手法なども日々変化しています。最近であればインスタやツイッター、LINEなどのSNSをマーケティングに用いることは普通ですし、経営者の積極的な発信も必要になるかと思います。新しいことに挑戦していける柔軟性も大切になってくるかと思います。
客観的な視点をもつ
成功体験や実績が大きければ大きいほど、どうしても過去のやり方に固執してしまいます。常に客観的な視点をもつ意識も大切になるかと思います。厳しいことでも面と向かって言ってくれるパートナーがいてくれるのが理想かもしれません。
起業で成功するためのポイントは?
月並みですが、ミドル・シニア世代に限らず、起業して事業を進めていくには下記のポイントに気をつける必要があります。
①自分の強みや経験を明確にする
②市場調査や競合分析を徹底する
③綿密な事業計画を立てる
④資金や人材の確保を早めに行う
そして、これまで相談事例や自分自身の経験なども踏まえると、やはり起業時の悩みは「集客」部分が大きいと思います。どんなにいいサービスを持っていても、お客様がいなければ事業としては成り立たなくなってしまします。
集客にいいとされている方法
進行形で活用しているものありますし、過去に色々と試したものあります。以下、一般的に集客に効果がでやすいと言われているサービス等になります。
・SNS(インスタ・LINE)の利用
・YouTube・TikTokでの宣伝
・Googleマップに登録活用
・Google口コミの促進
・お客様イベントの開催
・商工会・商工会議所への加入で人脈つくり etc
とあるサイトで経営者同士の質疑応答でお見かけした内容ですが、共感したので要約してご紹介すると
「価格競争では大手には太刀打ちできないので、大手にはできないサービスを考える」
例えば、人とのお付き合いや関係性の構築など、ミドル・シニア世代の強みと重なる部分もおおいにあるかと思います。スモールビジネスならではのサービスを検討してみるのもいいかもしれませんね。
公的制度の活用
その時のタイミングもありますが、ミドル・シニア起業家を支援する補助金や融資などの支援制度が公募されたりするケースもあります。公的な制度を活用することで、起業時の初期費用の負担を軽減することができます。
ミドル・シニア起業は、決して簡単なことではありません。しかし、しっかりと準備をすることで成功に近づくことができます。
まとめ【PR】
業種や業態にもよると思いますが、初めはなるべくスモールスタートをして、ご自身の強みをフルで活かしてお客様の反応を見ながら、事業を育てていくのが望ましいかもしれません。
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