画像とは全然関係ないですが、今日は風俗営業許可申請のお話しです(^^)

風俗営業とは、スナックやキャバクラ、ホストクラブ、ゲームセンターやパチンコ店、麻雀店などが風俗営業にあたります。

風俗営業は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」によって定められており、お店の所在地の公安委員会の許可を受けて営業が可能となります。

許可の種類

2015年6月に改正風営法が成立し、2016年6月23日に施行されました。主な改正のポイントとしては、ダンス営業に関する規制の緩和とクラブなどの営業時間延長などがあげられます。

それに伴い、以前は8区分（1号～8号）だったものが5区分（1号～5号）に改正されています。

第1号営業（社交飲食店）

キャバクラやスナックなどが該当いたします。設備を設けて客の接待をして、客に遊興又は飲食をさせる営業。

第2号営業（低照度飲食店）

喫茶店やバー、その他設備を設けて客に飲食をさせる営業で、営業所内の照度を10ルクス以下として営業するもの。（1号に該当する営業を除く。）

第3号営業（区画席飲食店）

喫茶店、バー、その他設備を設けて客に飲食をさせる営業で、他から見渡すことが困難で、かつ、その広さが5平方メートル以下である客室を設けて営業するもの。

第4号営業（マージャン店・パチンコ店等）

麻雀店、ぱちんこ屋その他設備を設けて客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業。

第5号営業（ゲームセンター等）

スロットマシン、テレビゲーム機その他の遊技設備で本来の用途以外の用途として射幸心をそそるおそれのある遊技に用いることができるものを備える店舗その他これに類する区画された施設において当該遊技設備により客に遊技をさせる営業(4号営業に該当する営業を除く。）

「接待」とは？

風営法の接待とは、「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」と定義されております。

この意味は、営業者・従業員等との会話やサービス等慰安や歓楽を期待して来客する客に対して、その気持に答えるため営業者側の積極的な行為として相手を特定して下記のような興趣を添える会話やサービス等を行うことをいいます。

接待行為にあたる具体例

1号営業以外は、接待行為を行うことはできません。店側が積極的に客に働きかける行為は接待行為にあたるケースも多いので、それらを行おうとする営業の場合には事前に確認した方がいいです。

談笑・お酌など

特定少数の客の近くに座り、継続して会話の相手になったり、お酌等の飲食物を提供したりする行為は接待にあたります。

ショーなど

特定少数の客に対して、その客が使用している客室又は客室内の一部でショーやカラオケ、演奏などを見せる行為は接待に当たります。

カラオケなど

特定少数の客の近くに座り、その客に対し歌うことを進めたり、手拍子や掛け声などで盛り上げる行為や、デュエットなどは接待に当たります。

ダンスなど

特定の客の相手となって、その身体に接触しながらダンスをさせる行為は接待に当たります。また、接触しない場合であっても、特定少数の客の近くに位置し、継続して、その客と一緒に踊る行為は、接待に当たります。

ゲームなど

特定少数の客と共に、遊戯やゲーム、競技等を行う行為は、接待に当たります。

その他

客と身体を密着させたり、手を握る等客の身体に接触する行為は、接待に当たります。

風俗許可申請（1号）の流れ

・打ち合わせ（用途地域や欠格事由の確認）

・立地調査（保護対象施設の有無）

・営業所の確認（計測や内装チェック等）

・飲食店営業許可申請（保健所）

・保健所による現地調査

・営業許可書の発行

・風俗営業許可申請

・浄化協会による実地調査

・許可証の発行

費用感のイメージ

（証紙代）

飲食店営業許可：1万6千円

風俗営業許可：2万4千円

（手続き報酬）

①正式にご依頼する前に調査等をお願いする場合の事前調査費

②申請書の作成や提出、店舗図面の作成費等

※各許可の種類や、店舗面積等によっても報酬金額は異なります。

◯ 証紙代 ＋ 報酬 ＝ 申請にかかる費用

まとめ

弊所の場合には、原則として申請者様ご本人様と事前に顔を合わせて打ち合わせなどを行ったうえで、お見積や手続きについてご説明しております。

また、風俗営業許可の場合には店舗の所在地によって許可が取れない場所もございますので、賃貸借契約等を行う前に営業可能かどうかはしっかりとご確認をされた方がいいと思います。

実際にお客様からのご相談で、許可取得が難しいとのことで違う店舗を探されたケースもございます。

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代表　石川知隆

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